経絡治療の特徴

1.浅鍼
気を調整する鍼ですから刺入痛を与えてはいけません。
しかも皮下2〜3mm程度に気が存在しますので浅い鍼で効果があります。

2.気をめぐらせる鍼
鍼は単に刺激の道具ではありません。気をめぐらせるために用います。
変動経絡を調整しますと冷えている体の芯からぽかぽかと温まってきます。

3.脉診流
別名、脉診流と言われる程、経絡治療において脉診は大きなウェイトをしめています。診察・診断・治療どの部門においても大切です。

4. 本治法と標治法
経絡治療において、本治法と標治法とは、さながら車の両輪のごとき兼ね合いによって、組み立てられています。
本治法は、手足の五行穴・五要穴を運用し、全身的な生命力を強化調整するものです。
標治法は、主訴部や愁訴部の所見を目標に、適切な施術を行うものです。